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国際的な提携で、地金を使った高品質なチェーンとコインの広範囲な企画・製造・販売を担う。

宝飾品に欠かせないチェーン素材、オリジナルコインの企画製造をされている(株)三浦製作所さまにお話を伺いました。

 

―■事務局:はじめに、会社の創業について教えてください。

―■三浦 佑基 代表(以下、三浦):
 弊社は山梨県甲府市で1952年に創立、今年で70周年になる会社です。当初は甲府市の地場産業である水晶等のジュエリー製品の販売業務を行っていましたが、地金に特化したチェーンなどを自社で製造するようになりました。会社としての転機は、1992年にジュエリーの本場であるイタリアに法人を設立した時です。デザインや技術が進んでいる現地の工場と提携し、スタッフを置いたことは、今のビジネスの土台になっています。

―■事務局:
コインを取り扱われているとのことなのですが、製造を始めた経緯は?

―■三浦:
 当時イギリスで製造され世界的に売れたコインがあったのですが、輸入が厳しく、だったら自社で製造できないかと作り始めたことがきっかけです。造幣局や政府への交渉等、実際に製造に至るまでには様々な手続きがあり、約3年かかりました。

―■事務局:コインを製造するには造幣局や政府への許可が必要なのですか?

―■三浦:
 そうですね。そのことから、オリジナルでコインを製造している業者は少ないです。弊社はイギリスのポンドなども製造している英国王立造幣局 ロイヤル・ミントと製造販売提携を結び、クック島政府公認のオリジナルコインの製作をしています。世界でも珍しいです。

―■伯母 浩一 営業部長(以下、伯母):
 国内だとロイヤル・ミントで製造している会社は、おそらく弊社だけです。造幣局が製造しているコインを販売している業者は他にもあるのですが、弊社のように直接工場部門と提携してオリジナルを製造するというビジネスモデルは他に類を見ないです。独自のデザインで企画・販売が可能という点で、クライアントが希望するデザインのコインや記念硬貨を発行することができます。

―■事務局:コインの製造はどのような工程でされていますか?

―■伯母:
 デザインは日本で行い、製造は海外の提携工場で行っています。オリジナルのコインを製造するにあたっては、約1〜3年かかります。自由にデザイン・製造ができると言ってもロイヤル・ミントからの発行になりますので、政府の許可や承認が必要になってきます。ロイヤル・ミント側がデザインの指定をする場合もあるので、スムーズに許可が下りるよう調整する役割も担っています。余裕を持ってご依頼いただければと思います。

―■事務局:
IJKに向けて、注目の商品はありますか?

―■三浦:
 東京展ではお披露目をしていない商品を中心にご紹介する予定です。また弊社はチェーンもメインに扱っております。見た目は太いけれども、中が空洞になっていて軽い中空チェーンなど、定番のもの以外にも需要に応じた、新しい商品をご案内させていただきます。

―■事務局:
多種多様な商品を見ることができそうですね!最後にIJKへの意気込みをお願いします。

―■伯母:
 
甲府市内の業者だけではなく、全国の業者と取り引きをしたいと思って出展をしています。今回IJKへの出展は初めてなので、関西方面の業者様とお会いできることを楽しみにしています。

―■三浦:
 
そうですね。他には真似できないコインを製造できる会社、あらゆる需要に応じた多種多様なチェーンを扱う会社として、多くの方に認識をしていただきたいです。


<お話を伺った方>
(株)三浦製作所 代表取締役 三浦 佑基 氏
       営業部長  伯母 浩一 氏
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※このインタビューは2022年5月13日時点のものです。

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