代々ダイヤモンドを取り扱い、世界でたった一つの特別なジュエリーを届ける、(株)R.T.Diamondsさまにお話を伺いました。

―■事務局：はじめに会社の創業について教えてください。

―■代表取締役 ロイ・トラビン(以下、トラビン):
　弊社は代々3代に渡り受け継がれたダイヤモンドマニファクチャーです。始まりはシルクロードの中継地として栄えたウズベキスタンにあります。当時、この国は侵略を受け、多くのユダヤ人はアメリカやヨーロッパへ国外逃亡、移住をしました。その際に高価で持ち運びやすいものとして、ダイヤモンドを持ち出したのです。その時は「商売」という考えで持ち出したのではなく、ただ生きるためのものとしてダイヤモンドを持ち出しました。初代社長である私の祖父もイスラエルに行き、ダイヤモンドを研磨する会社に雇われました。これをきっかけに、親戚一同、ダイヤモンドに関わる商売を始めました。イスラエル・ベルギー・ニューヨーク・香港など、今も世界各地とダイヤモンドで繋がっている家系です。私自身は、その家系の中で、初めて日本に来ました。

―■事務局：どうして日本を選ばれたのですか？

―■トラビン：
　私は幼い頃から貿易の基礎は学んでいましたが、いきなり会社を設立したわけではなく、知識をつける必要がありました。その過程で、未知であった日本のマーケットに興味を持ち、日本に移住をして、約8年間、日本の会社でダイヤモンドの知識や勉強を深めました。

―■事務局：取り扱われている商品へのこだわりはありますか？

―■トラビン：
　品質や色、形にこだわっており、カラーダイヤモンドや、少し変わったファンシーカラーダイヤモンドを扱っています。ダイヤモンドはとても高価なものなので、一般的に生涯で購入をする回数は限られていますよね。せっかく一生ものダイヤモンドを買っていただくのであれば、特別で、自分らしいものを選んでいただきたいと考えています。原石からカットまで、ダイヤモンドルースから世界でたった一つの特別なジュエリーを作成するまでのプロセスを、全て弊社でサポートします。

―■事務局：カラーバリエーションが多いですが、イチオシのダイヤモンドはどれでしょう？

―■トラビン：
　オレンジダイヤモンドです。これはなかなか採掘できない、非常に希少価値があるダイヤモンドです。世界中から仕入れをしているのですが、私も初めて手に入れる事ができました。

―■事務局：世界各地に仕入れ先があることは、強みですよね。

―■トラビン：
　そうですね。世界中に親戚がいるので、信頼できるネットワークが世界各地にあるということは、特別なダイヤモンドを見つけるということにおいて強みです。我々一族は、20世紀半ばから世界のダイヤモンド取引の中心を担ってきた「ダイヤモンドエクスチェンジビルディング」の創立者です。市場には出回らない珍しいカットやカラーのダイヤモンドの取引もできるので、クライアントが求めるダイヤモンドを探すところから相談をしていただき、ご紹介することも可能です。

―■事務局：最後に、IJKに向けての意気込みを聞かせてください。

―■トラビン：
　ユニークなダイヤモンドをお探しなら、ぜひ弊社のブースにお越しください！私自身、ダイヤモンドとこの仕事が大好きで、真心を込めてダイヤモンドをお届けしています。弊社は、普段は東京の御徒町にあるので、関西方面のお客様にお会いする機会はなかなかありません。この展示会を通じで、より多くの関西の方にカラーダイヤモンドやユニークな形のダイヤモンドを見ていただき、インスピレーションを得てほしいと願っています。


<お話を伺った方>
(株)R.T.Diamonds 代表取締役 ロイ・トラビン 氏
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※このインタビューは2022年5月13日時点のものです。