発想の転換で売上を伸ばす!ルースの取り扱い日本最大級に至るまでの経緯とは。
ジュエリーに加工する前の宝石「ルース」の取り扱いで日本国内最大級の会社である東洋ルースさまにお話を伺いました。
―■事務局:会社立ち上げの経緯について教えてください。
―■天沼 慎五 取締役 (以下、天沼):
創業は1987年、家電のディスカウントショップからスタートしました。現社長の中村が一代目です。業態転換を繰り返しながら、2008年に中古の貴金属・ジュエリーの買取販売専門店をオープンしました。実はIJTの初出展時は、リユースジュエリーで出展をしていました。
―■事務局:今はルースの取り扱いがメインですよね?
―■天沼:
そうです。ジュエリーを買取した際にデザインが古いなどを理由に売り物にならない商品は、地金を溶かして違う形で販売をします。その時にルースだけが手元に残るのですが、そのルースが10年で倉庫がいっぱいになるほど溜まっていたので、このルースを元に事業展開が出来ないかと考えました。
―■事務局:なるほど、そこに目を付けたんですね!
―■天沼:
はい。当時ルースだけを扱っている業者はあまり無かったので、一点売りをしたら需要があるのではないかと。試しにIJTでルースの一点売りをしたところ、予想の倍以上の売上があり、本格的にルース販売事業に力を入れるようになりました。
―■事務局:御社のブースはいつも賑わっていますが、ルースの取り扱いの切り替えによって、順調に売上を伸ばされているということですね。
―■天沼:
いいえ。実は順風満帆とは行かず、当初、販売するルースはリサイクルで回収をしたものだったので、ある程度の数が溜まらないと出展自体ができませんし、良い物から売れていってしまうので、どんどん質が落ち、売上も落ちてしまったんです。
そこで発想を変えて、全て新品の石を取り扱うように事業方針を変えました。海外から大量にロットで仕入れをすることで、質の高い商品を、安く販売出来るようになりました。今では320種類のルースがいつでも販売可能な状態です。
―■事務局:320種類!すごいですね。商品の仕入れにこだわりはありますか?
―■天沼:
前提として良い物を安く販売することは当たり前なのですが、種類の多さも売りにしています。海外含め、様々な業者を回って仕入れをしています。メジャーなものだけではなく、珍しい石も取り扱うことで、あそこに行けば何かしらあるかもしれないと思わせることができますし、毎週のように仕入れをすることで種類も在庫も、常にキープをしています。
―■事務局:IJTにも毎回出展をされていらっしゃいますよね。
―■天沼:
やはり宝石なので色味、インクルージョンなど、実際手に取ってみないと分からない、ネットでは伝わらない部分があると思っています。
―■事務局:今回の秋のIJTでの注目ポイントは何になりますか?
―■天沼:
商品の種類の多さに尽きます。品数、種類ともに前回の1月IJT、5月のIJK以上に増えています。それに加え、安さですね。500円~1,000円で購入できる商品が全体の7割を占めています。弊社のブースにお越しいただければ、何かしら欲しいものを見つけられると思いますので、ぜひお越しください!
<お話を伺った方>
東洋ルース 取締役 天沼 慎五氏
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※このインタビューは2022年9月16日時点のものです。